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高卒会社員から起業へ。完全貸切セルフBarを始めた理由

  • 執筆者の写真: 株式会社PlusTK
    株式会社PlusTK
  • 8月27日
  • 読了時間: 5分

更新日:9月13日

こんにちは。株式会社PlusTK 小林です。

大阪・心斎橋で「完全貸切セルフBar専門店」を2店舗運営しながら、Barやレンタルルームの 運用・運営支援集客・マーケティング支援バックオフィス代行サービス を提供する 「TK support +」 を展開しています。


起業して7年目、ここまでの道のりは決して順風満帆ではありませんでした。自立と安定を求めて入社した大企業での学び、刺激的なイベント業界の日々、心が折れて逃げ出した挫折、そして再挑戦としての起業。その一つひとつの経験が積み重なって、今の私と会社があります。



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大企業で得た学びと感謝(18〜22歳)

高校卒業後、地元を離れて関西電力に入社しました。東日本大震災の翌年ということもあり、「社会インフラを支える」という誇りと責任を強く感じながら社会人生活をスタートしました。

ここで私は、社会人としての基礎 を徹底的に学びました。報告・連絡・相談の大切さ、礼儀やマナー、責任感。何より多くの先輩方に恵まれ、日々支えていただきました。退職してから改めて気づいたのは、大企業ならではの 福利厚生や安定のありがたさ です。守られた環境にいたからこそ学べたことがたくさんあり、そして「この安定に甘えるのではなく、自分の力で挑戦したい」という気持ちが芽生えました。



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フットサルサークルとAさんとの出会い(20〜22歳)

社会人2年目の頃、趣味でフットサルサークルを立ち上げました。月に2〜3回大阪市内でフットサルを楽しみ、その後に飲食店で懇親会。BBQやスノーボード旅行も企画し、最終的には100名規模にまで成長しました。

毎回一人一人に案内を送り、初参加の人にはなるべく多く声をかけることを心がけていました。9割は年上のメンバーでしたが「どうしたら楽しんでもらえるか」だけを考え、自然と場を仕切り、人をつなげていました。

この活動を通じて出会ったのが、イベント会社副社長のAさんでした。Aさんが手掛ける 300名規模の華やかなイベントに参加したときの衝撃は今も忘れられません。高級なシャンパンが何本も空き、非日常が広がる空間。関電での日常とはまったく別世界でした。

その後、Aさんのイベントを手伝うようになり、毎日のように一緒に過ごしました。公私にわたり可愛がっていただき、「うちに来ないか」と声をかけてもらったことが、私の人生を大きく変える分岐点になりました。



イベント会社とBar店長時代(23歳)

転職したイベント会社では、200〜300名規模の街コンやパーティーイベント を企画・運営・集客しました。

今だから言えますが、本当に1日も休みがなく朝から次の日の朝まで仕事で仮眠だけしてる気がします。体は疲れているはずなのに、心は充実していました。イベント終了後、参加者から「ありがとう」「今日来て本当に良かった!」と声をかけてもらう瞬間の 高揚感と満足感が、何よりの原動力になったからです。

さらにBarの店長も経験させていただけたので仕入れや売上管理、スタッフ育成など経営の最前線を任され、「いつか自分の店を持ちたい」という思いが確信に変わっていきました。



挫折とどん底(23〜24歳)

順調に見えたイベント会社は内部不和で崩壊。居場所を失った私は、Barのお客様が経営するケータリング会社に拾っていただきました。ところが心身ともに疲弊していた私は、ある日突然 心が折れて出勤できなくなり、逃げ出して数日間音信不通 に。そのまま退職をさせていただきました。恩を受けたにもかかわらず期待を裏切り、恩義を踏みにじる結果となったことは、今でも強い後悔として残っています。

その後は収入も絶たれ、もやしすら買えないほどの生活困窮。人生のどん底を経験しました。



工場勤務から再挑戦へ(24〜25歳)

やむなく地元に戻り、半年間は工場で勤務しました。安定はありましたが、毎日同じ作業を繰り返す生活に「自分は本当にこのままでいいのか」と疑問が募るばかり。

それでも心の中で決めていたことがありました。必ず大阪に戻り、起業すること。

大阪で住んでいた部屋はあえて解約せず、家賃を払い続けました。工場で働きながらも毎月1度は大阪に戻り、かつて出会った経営者の方々に会って話を聞き、「必ず大阪で起業します」と何度も決意表明を繰り返しました。

大阪で起業すると言った時は両親に大反対をされました。心折られて帰省した息子がまた大阪に行くと言い出したら親として心配をするのは当然なのですが、そんな親心を理解もせず大阪に行くことを決断しました。



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起業と挑戦(25〜28歳)

2019年、大阪へ戻り株式会社PlusTKを設立しました。毎日現場に立ち、Barを切り盛りしました。やがて店長を育成し、2号店「Bar Near」を立ち上げ、美容サロンの展開にも挑戦。従業員を雇い、組織も拡大していきました。ですが、経営者として未熟でマネジメントがうまくできず従業員が次々に離れていきました。今思えば一人一人の従業員と本気で向き合えなかったと反省をしています。この時期に「組織を拡大する経営」から「ひとり社長+業務委託化」へ舵を切りました。



完全貸切セルフBarの強み(28〜31歳)

ひとり社長でも複数店舗でサービス提供をする方法の答えが「完全貸切セルフBar」でした。

  • 人件費を抑え、清掃は外注で効率化

  • 大人数の完全貸切に限定し、一組に集中したサービスを提供

  • 来店時はスタッフが丁寧に説明し、その後は自由に楽しめる

  • 下見や事前相談、メッセージや電話での対応も柔軟に実施

「自由度」「コスト効率」「安心感」を兼ね備えたこのモデルを磨き上げたことで、店舗は安定して運営できるようになり、同じ課題を持つ他社オーナー様の支援へもつなげられるようになりました。



TK support + へ(31歳〜現在)

自社での試行錯誤を体系化し、「TK support +」 として提供しています。

  • Barやレンタルルームなどセルフ店舗の運用/運営サポート

  • 集客・マーケティング支援(HP制作、LINE公式アカウント構築)

  • バックオフィス代行(事務作業サポート)

「かつての自分が欲しかった支援」を形にしたものであり、机上の理論ではなく現場で培った再現性のあるノウハウだからこそ、多くのオーナー様に役立てていただけると考えています。



失敗も成功も、強さも弱さも、すべてが糧になりました。

これからも会社の理念である 「感謝される」 を一つずつ積み重ねていきます。その先に、新しい事業の展開や、感謝の輪をさらに広げる仕組みづくりがあると信じています。



 
 
 

4件のコメント

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S
8月27日
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昔のことは知らなかったですけどこれからもよろしくお願いします!!!!

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ゲスト
8月27日
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独立前からずっと応援しています📣

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ゲスト
8月27日
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ファイト!

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ゲスト
8月27日
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これからも頑張ってください

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